3DCG制作を外注する際、「何を伝えれば見積が出るのか分からない」という声をよくお聞きします。
頂いた情報が少ないと、見積が出せず回答が遅れたり、見積後の追加費用が発生しやすくなることが多くあります。
このページでは、初めてCG制作を依頼する方向けに、見積依頼時に必要な情報と、そのままコピペで使える見積依頼テンプレートをご紹介します。
「商品のPVにCGを10秒くらい作りたいんですが、いくらになりますか?」
このような質問は意外に多く、これだけの情報では概算見積もりも出しづらいことになります。
例えば、実写素材の上に3Dテキストを合成してデコテロップを入れるとした場合、10万円でも対応可能かもしれませんし、エンジン内部の構造を正確にモデリングしてその内部の流動物とその機能を正確に表現するような場合であれば200万円でも難しいかもしれません。つまり頂ける情報が少なく、状況把握が難しければ難しいほど金額や工期にも幅が出てきてしまいます。
では、どのような情報があれば正確な見積金額が算出可能になるのか下記にみていきます。
必要な情報(見積依頼で必ず伝えること)
以下は、見積を出すために必須の情報です。1つでも欠けると、正確な金額を出せない可能性があります。
・制作物と用途
・クオリティ・テイスト
・納期
・参考資料の有無
・枚数・尺(動画の場合)
・使用範囲(媒体・規模)
具体的にどんなことを伝えれば良いのか見ていきましょう。
制作物と用途
Web広告用の製品紹介CG(静止画3カット)
展示会で放映する機械の紹介映像
何の目的使用するものか、静止画の場合はカット数等も伝えると良いです。
クオリティ・テイスト
リアル寄りの質感で、光沢や反射まで丁寧に見せたい
イメージされている物があれば、その画像やURLを添付すると良いです。
納期
○月○日までに納品希望(調整可能)
調整できる日程であるか、絶対に必要な日時がある場合は、それを明記しましょう。
参考資料の有無
製品CADデータ、既存画像5点、ラフスケッチあり
手書きのスケッチのみ
どんな資料があるかを明確に記載すると良いでしょう。
枚数・尺(動画の場合)、解像度
静止画 3カット、1000px
動画 20秒、フルハイビジョン
解像度がわからない場合は、何を使用する(視聴する機器)等を伝えても良いと思います。
使用範囲(媒体・規模)
Webサイト・SNS広告・展示会モニター使用
予算(決まっていれば)
20万円以内で
予算が決まっている場合は、それを伝えた方が良いと思います。
予算内でどのような事が出来るのか、提案してくれる制作会社なら安心です。
そのまま使える見積依頼テンプレート(コピペOK)
件名:3DCG制作 見積依頼(用途・納期)
お世話になります。
以下の内容で3DCG制作の見積をお願いできますでしょうか。
【制作物と用途】
(例:展示会用、商品機能解説CG、30秒)
【クオリティ・テイスト】
(例:リアル寄り、質感重視)
【納期】
(例:○月○日までに納品希望)
【参考資料】
(例:CADデータ、参考画像)
【秒数:解像度】
(例:30秒、フルハイビジョン、BGMあり)
【使用範囲】
(例:展示会、Webサイト・SNS広告)
ご不明点があれば、遠慮なくお知らせください。
よろしくお願いいたします。
さらに確認しておくと安心な項目
以下は、短納期・修正対応・予算を決める際にも重要な点です。
- 修正回数(何回まで含むか)
- データ形式(PNG/MOV など)
- 使用期間・二次利用の範囲、制作物の権利
まとめ:見積依頼は「制作のクオリティと費用を決める最初の工程」
3DCG制作において、見積依頼は単なる「価格を聞くための作業」ではありません。どのような情報を、どのレベルまで整理して伝えるかによって、以下のポイントは大きく変わります。
・見積金額の納得感
・制作中の修正回数や手戻り
・最終的な仕上がりの満足度

特に初めて外注する場合は、「まだ細かいことは決まっていないから」と情報を省いてしまいがちですが、
最低限の条件を整理して伝えるだけで、制作側との認識ズレは大きく減らせます。
見積依頼は、すでに3DCG制作の第一工程が始まっている という意識で行うことが、後悔しない外注につながると考えています。
外注先の選び方を整理したい方はこちら
