CG背景用のデータはTHETAで撮影する

RICOH THETA は360°カメラとして実に手軽に使用できます。
googleストリートビューや、VRコンテンツの為にこれを使用するのは、実に有効だと思います。
弊社でもTHETA Vを導入しております。
実に手軽に使用できる機材として重宝しております。
もっとも、弊社の場合、Googleストリートビュー等の360°パノラマコンテンツが目的ではなく、CG制作の背景データの撮影用として活用しております。

CG制作において、リアルに見せる要素として、光(およびその環境)はとても重要です。我々は映像を見る際に、光により生まれる影やテカリ、反射等で表面の材質や凹凸を無意識にイメージしています。
光源から発せられる光は、目的に物体以外に、壁や天井などに当たり、反射した光が様々な角度からその場の明るさを形成していきます。
各光源の位置・強さ、そして各壁の反射率などを計測し、再現することでリアルに再現することができるのですが、すべての測定を行うのは現実的ではありません。
そこで、THETAのようなカメラで撮影した360°データを背景に使用することで比較的簡易にその場の環境を再現することが出来ます。
その際に注意したいのは画像のもつ情報の違いです。通常のHDRIは32bitで構成されていますので、光源の情報も持ってくれています。そのまま使用してもほぼその場の光に近い状況を再現してくれますが、THETAの場合、画像は8bit jpgで保管されています。したがって光源としての情報は含まれておりませんので、ライトを追加してやる必要があります。ただ、この場合も、ライトの位置や大きさは画像中からある程度判断できます。

この画像は、THETAを手持ちで撮影したものに、オブジェクトを配置したものですが、簡易であれば十分使用できるものだと思います。

厳密な再現での使用には難しい面もあるかと思いますが、時間のとれない局面での活用ではかなりの優位性があるのではないかと期待しています。
欲を言うと、jpgではなくRAW保存できれば何も言うことはありませんね。

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