Windows MR(Lenovo Explorer)レビュー

Windows MR(Windows Mixed Reality)のヘッドセットが続々と発売されています。
Windows MRはWindows純正のVRとなり、使用端末はWindows10 Fall Creators Update が適応されているのが前提になります。
Windows MRの詳細な解説についてはWebサイトを確認して頂くのが間違いないかと思います。
Windows MR (Microsoft)

導入においては、事前にチェックツールで互換性を確認しておくと間違いないでしょう。
チェックツールはMicrosoft Storeからダウンロードできます。 Windows Mixed Reality PC Check

LenovoからもWindows MRヘッドセットが発売されています。今回「Lenovo Explorer」が届きましたので、簡単にレビューしたいと思います。
購入したのは、Lenovo Explorer with Motion Controllersというモーションコントローラーがセットになったパッケージです。

発注から約1週間で到着しました。

セットアップは、画面の説明に従って行います。
まず、ヘッドセットとPCをHDMI、USB3.0のケーブルで接続します。
部屋の中で移動しながら使う場合のルームスケールと、着座のままの使用する場合のセットアップが行えます。
いずれも画面の説明を見ながら行うので、特に問題なく行えるかと思います。

セットアップは、OculusやVIVEと比べて随分と楽になった印象がありますが、配線が少なくなったことが一番の要因だと思います。

使用端末ですが、最低スペック(Windows Mixed Reality)、推奨スペック(Windows Mixed Reality Ultra)が公開されております。
Windows Mixed Reality PC ハードウェア ガイドライン(Microsoft)

まず、最低スペック(Windows Mixed Reality)に比較的近いものを使用してみました。
端末は、Thinkpad X1 Carbon。グラフィックチップはIntel HD Graphics 620です。
3D動画の視聴については、問題ありません。Microsoft Store の Holo tour も視聴できました。
しかしながら、SteamVRは起動時にかなり遅くなり、動作も途中で止まってしまいます。
3Dを処理するようなゲーム等にはスペックが足らないようです。

次に、スペックの高いものを使用しました。
こちらは、GeFroce GTX1070を使用しています。
CPUもCore i7 3930Kと少し世代的には古いものですが、6コアあり性能的には充分かと思います。

使ってみてわかるのは、グラフィックボードの余力があるので画質も向上しているようです。
また、Holo tourはもちろん、SteamVRのアプリも稼働できますし、ヘッドセットの動きに違和感なく追従しますし、画質についても、Oculusに比べ劣っているような印象はありません。

かぶってみた感想としては、装着した瞬間は、やや視野角が狭いような印象もありますが、頭を動かして見渡す限り気になりません。
頭を早く振った際に視野角が狭くなるのは、VR酔いを防ぐ意味では良い効果なのかもしれません。

全体的な印象として、
・セットアップ(配線)は楽
・画質・没入感はハイスペックなPCを使用する限りほぼ同じ
・価格はほぼ同じ
・ソフトはこれから・・・という感じ
VRの体験機、レビュー用としては充分なものですので、あとはソフトの成熟度次第という感じかと思います。

UE4でのコンテンツ開発では、開発中にHMDでプレビューできるので、開発環境ごとにそろえておくのも良いかと思ったりします。

参照リンク

Lenovo Explorer with Motion Controllers(Lenovo)
https://www3.lenovo.com/jp/ja/vr-smartdevices/virtual-reality/lenovo-explorer/Lenovo-Explorer/p/G10NREAG0A2

Windows Mixed Reality PC Check(Microsoft Store)
Windows Mixed Reality PC Check 

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