X-Particlesによる粉体シミュレーションの設定 Min Steps

X-Particlesで粉体の簡易シミュレーションができます。
小麦粉や馬鈴薯澱粉のような性状に近づけるには絶対的に粒の大きさが違いますので、どこまで正確に再現できるのかという点については今後検証を行っていくべきと思いますが、ある程度大きな粒径のものについては、シミュレーションが可能です。また、粒径の小さいものについても大きい粒径の粒を使用してシミュレーションすることでもある程度
砂に近いような性状になりますので、粉体といっても粒度の大きいものになります。
もちろん粒径を小さくしていくことで粉体に近い傾向は出せていくのではないかと思いますが、摩擦係数を多くしても安息角が出るような設定は現状難しいようです。
とはいえ、簡易のシミュレーションが行えるのは利用用途も広がるため期待のできる分野になります。
そこで、今回は粉体のシミュレーションを行う際のFluidFXのパラメータに注目して性状がどのように変わるのか検証してみたいと思います。

目次

ベースの設定

emitterの設定1
emitterの設定2
emitterの設定3
エミッターから放出されるパーティクルの設定です
xpFliudFXの設定
xpFluidFXの設定を変更していきます。
Accuracy > Custom
Min Steps この値を変化させます。この数値を高くすればするほど、粒同士の接触に関する演算値が高くなり砂っぽい性状に近くなります。ただこの数値を高くすればするほど演算時間も長くなりますので、結果を考えながら適宜設定していく必要があります。

設定値による違い

Min Steps = 5
液体の性状が強く出ており、粉体の性状とは異なります。
Min Steps = 20
液体の性状は弱くなっていますが、粉体のような重なりは出ていません。
Min Steps = 50
砂っぽい性状が出ています。
Min Steps = 90
砂のような塊感が出てきていますが、塊感が強く出すぎているように見えます。

結果

今回検証したMin Stepsでは、50付近が好ましい状態と見えますが、これだけれでは粉体の性状とは違うものに見えます。
従いまして、下記のパラメータも検討を行っていきたいと思います。

・Emitter > Extended Data > Physical Data
・Emitter > Extended Data > Fluid Data
・ Fluid Type > Liquid ・ Granular (Density、Viscosity、Friction、Stability、Cohesion)

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