X-Particlesを使ったタバコの煙の作り方

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タバコの煙っぽい形を作る

x-particlesには煙のダイナミクスがあります。比較的シンプルな方法で炎煙の演出ができますが、タバコの煙のようなライン状に流れていく煙を作成するには作り込みも必要になります。そこで今回はひとつの方法としてエミッターを使って煙を表現する方法をまとめてみたいと思います。

使用ルーツ:C4D
プラグイン:INSYDIUM Fused(x-particles)
レンダラー:C4D標準

制作の手順

xpExplosiaFX menu
炎煙のダイナミクスを作成します。
Menu > INSYDIUM > X-Particles > Dynamics > xpExplosiaFX
xpExplosiaFX source tab
煙の発生元になるオブジェクトを作成します。(今回は円柱を使用)
作成した円柱に煙を発生させるタグを追加します。
円柱を選択し右クリック > INSYDIUMタグ > xpExplosiaFX Source
xpExplosiaFX Source
煙の発生源の設定です
xpExplosiaFX_setting
煙のシミュレーションの設定です
force
煙の流れ方に影響を与えるフォースを追加します
xpTurbulence
xpDrag

追加したフォースは、xpExplosiaFXのModifiresにも追加しておきます。
xpTurbulence
xpTurbulenceの設定です
xpDrag
xpDragの設定です

ここまでの手順で炎が発生し、上方向に気流が流れていくようになりました。この上昇気流に合わせて煙状のものを描画させる為にエミッタを追加していきます。

xpEmitter_obj
エミッタを追加します。
エミッタは煙の発生源である円柱から発生するように、設定します。
Emitter Shape  [ Object ]
Object [ 円柱 ]
xpEmitter_emission
エミッタの設定です(放出されるパーティクルの設定)
xpExplosiaFX_Advection
放出されるパーティクルは煙の動きに追従させる為に、xpExplosiaFX_Advectionの設定を行います
xpScale
パーティクルは次第に小さくなって消えるようにスケールのコントロールを追加します。
Menu > INSYDIUM > X-Particles > Modifiers > Control >xpScale
X-Particles Material
パーティクルを描画するマテリアルを作成します。
 透明度を上げて単体では、ほぼ見えない程度に調整します
object_window
演算の負荷を下げるために、画面外に出る粒子は無効になるようにxpKillを設定します。
また、ライトを作成します。エリアライトを使用し、影のタイプをエリアにします。

出来上がりの映像です(クリックしてください)
出来上がりの映像

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