色空間に関する記事をまとめました
映像制作やCG合成の現場では、「色空間」や「カラーマネジメント」の理解が作品のクオリティを大きく左右します。しかし、専門的な内容が多く、初心者には取っ付きにくい分野でもあります。これまで「映像初心者でもわかる」をコンセプトに、色空間の基礎から、各種ソフトウェアにおける具体的なカラーマネジメントの運用までを、段階的かつ実践的に解説した記事を公開していますが、それぞれのテーマで記事が別れているので、まとめたページを作っておくほうが良いかと思いましたので、まとめてみました。
この記事シリーズでは「なぜ色が破綻するのか」「なぜリニア合成が必要なのか」「各ツールでの正しい設定方法は？」など、現場で生じがちな疑問とその解決策を体系的にまとめているため、これから映像・CG制作に本格的に取り組みたい方はもちろん、現場で「色」で困ったことがある中級者にも役立つ内容ではないかと思います。
各記事の紹介文
色空間って何？映像初心者のためのやさしい基礎講座
色空間の基礎知識をゼロから解説。色域・白色点・ガンマ補正といった専門用語もやさしく紐解き、「なぜ映像制作に色空間の知識が必要なのか？」を初心者目線で整理します。カラーマネジメントのスタート地点となる内容です。
リニアと非リニアの違いって何？
「リニア」「非リニア」という言葉の意味から、CG合成でよく起こる“色の破綻”の原因を理論と実例で解説。なぜリニア合成が不可欠なのか、数値と見た目のギャップを初心者にも分かりやすく説明します。
After Effectsで始めるOCIOカラーマネジメント入門
After Effects 2025からサポートされた「OCIO（OpenColorIO）」によるカラーマネジメントの導入方法を詳しく紹介。実際のワークフローや設定手順を画面キャプチャ付きで解説し、現場で迷いがちなポイントもカバーしています。
Premiere Proで合成素材を正しく扱う方法とは？
Premiere Proでのカラースペース管理における注意点を、合成素材の取り扱いからLUTの適用、シーケンス設定まで実践的に解説。カラーマネジメントの落とし穴を回避し、正しい出力に導くポイントをまとめています。
C4D＋Redshiftで正しいリニア出力を行う方法
Cinema 4DとRedshiftを使ったリニアワークフローの具体的な運用方法を、ACEScgの設定やOpenEXRによる正しい出力方法を中心に解説。色空間を焼き込まないレンダリングの実践ノウハウを知ることができます。
Unreal Engine 5からのリニアEXR出力とは？映像合成に使える正しい設定方法
Unreal Engine 5でのリニアEXR出力に特化し、映像合成で失敗しないための正しい設定・運用方法を詳細に解説。OCIOによるカラーマネジメントも含め、実務に直結する内容です。