CG制作を外注しようと考えたとき、「どこに頼めば良いか分からない」という悩みを抱える方は少なくありません。
制作会社もフリーランスもあり、ポートフォリオも実績も様々で、初心者には判断基準が見えにくいものです。
このページでは、初めてCG制作を外注する方向けに、外注先を選ぶ際に見るべき判断軸・比較ポイントを整理して解説します。
3DCGの外注先を選ぶポイント
多くあるCG制作会社(プロダクション)、フリーランスを含めて、選択するにはいくつかのポイントを押さえておく必要がありますが、最初に確認すべき点は、下記の5点になります。
・外注先の種類
・実績・専門領域
・取引先・会社の信頼度
・規模と対応力
・コミュニケーション
順に説明していきます。

外注先の種類
まず前提として、3DCG制作の外注先にはいくつかの形態があります。
それぞれに向き・不向きがあるため、優劣ではなく目的との相性で考えることが重要です。
| 外注形態 | メリット | 注意点 | 向いている人 |
| 広告代理店 | 体制が整っている | 費用が高くなりやすい | 大規模案件・安心感重視 |
| CG制作会社 | 専門業者 | 得意分野がある | 中規模案件 |
| フリーランス | 柔軟・比較的安価 | 個人差が出やすい | 小案件・柔軟対応 |
| クラウドソーシング | 探しやすい | 品質保証が弱い | 多数見積比較したい人 |
※もちろん、例外もあります。
実績・専門領域
外注先を選ぶ際、多くの方がまず「実績」や「ポートフォリオ」を確認します。
ただし、見た目の派手さだけで判断するのは危険です。
確認すべきポイントは以下の点です。
- 自分の目的(製品紹介、仕組み説明、広告など)に近い実績があるか
- 単なるデモ映像ではなく、実案件の制作例が確認できるか
- どの部分を担当したのかが明確に説明されているか
「上手そう」に見えることよりも、自分が作りたいCGと近い経験があるかどうかを重視すると、完成後のイメージギャップを防ぎやすくなります。
CGは表現方法が多岐にわたるため、業界により求められるクオリティや要件に違いが出てきます。このため依頼したいCGの分野に長けている制作会社を選定することが求めているCGに近づく第一歩となります。
これについては、デモリールや公開されている実績などで判断出来るケースが多いと思います。
表現方法以外では、シミュレーション系CGにおいては、見た目のリアルさではなく、科学的に見やすい配色や特異的な部分を強調するようなアプローチが必要になってくる傾向があります。
映像内の物体を動かす方法も、手作業によるものと物理演算によるものでは、挙動に違いが出てくる為どちらの手法での経験が豊富であるかといった判断も必要になってきます。
取引先・会社の信頼度
取引先や実績企業の情報も、判断材料の一つになります。TOPページに書いてなければ、会社概要等に記載がある場合が多いと思います。
- 同じ業界・分野での継続的な取引があるか
- 長期的な取引実績があるか
ただし、「有名企業と取引がある=必ず自分の案件に向いている」とは限りません。重要なのは、自分の案件と近い条件での実績があるかどうかです。
注意点として、機密契約を交わしているような場合は、企業名を出せない場合もありますので、名前の出ている企業が全てとは考えない方が良いと思います。
規模と対応力
制作体制の規模も、外注先選びでは重要なポイントです。
- 複数人で対応できる体制があるか
- 繁忙期や修正対応に余裕があるか
- 個人の場合でも、外部スタッフや協力体制があるか
小規模案件では柔軟さがメリットになりますが、納期が厳しい案件や工程が多い場合は、対応力やバックアップ体制を確認しておくと安心です。
これ以外の目安としては、大手企業との取引が行われていれば、財務的な面の安心材料だと言えます。
大手企業においては、新規取引の際に財務状況等を調査している為、大手商社・大手企業(一部上場等)・官公庁・国公立大学・研究機関等と取引が行われているという点も確認してみると良いと思いますが、これは業界にもより大きく変るためすべてに該当するとは言いがたいので、この情報だけで判断できるものではありません。

コミュニケーション
CG制作では、完成までに何度か確認や修正のやり取りが発生します。そのため、コミュニケーションの取りやすさは非常に重要です。
判断の目安としては、
- 質問への返答がわかりやすいか
- 専門用語を噛み砕いて説明してくれるか
- 連絡手段や進め方が明確か
などが挙げられます。
初期のやり取りで違和感がある場合は、後々トラブルにつながる可能性もあるため注意が必要です。
初めて外注する際によくある失敗例
初めて3DCG制作を外注する際、次のような失敗が起こりがちです。
- 価格だけで判断してしまう
- 参考イメージを十分に共有しない
- 使用範囲や修正条件を確認しないまま進めてしまう
- 違和感を感じつつも、そのまま進行してしまう
これらは、事前に確認ポイントを整理しておくことで防げます。
外注先が決まったら
外注先の選び方が整理できたら、次のステップは 見積依頼の準備 です。
見積依頼時の伝え方や、そのまま使える依頼文のテンプレートについては、以下の記事で詳しく解説しています。

それでも、見積依頼の前段で詰まった方には
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