xpCacheを使うことでモーションを可変が可能
x-particlesはモーショングラフィックスには大変素晴らしいツールです。特に物理シミュレーションを用いたモーションにおいては多くのパラメータが用意されており表現の幅が大変広がります。そのx-particlesのモーションを速くしたり遅くしたり、場合によっては止めたり戻したりすることもできます。
一見、物理演算を伴うので制御が難しいように思いますが、キャッシュ機能を使用することでとても簡単に再生速度の変更が可能になります。
キャッシュ(xpCache)の使い方
まず、基本となるモーションを制作します。今回はシンプルに球体内でパーティクルがぐるりと回るようなモーションを制作してみました。
モーションができたら動きをキャッシュして固定します。
INSYDIUM > X-Particles > xpCache
xpCacheでBuild Cacheボタンをクリック
キャッシュが作成されるとキャッシュアイコンの色が赤く変わります。
PlaybackタブのRetimingで速度のコントロールが行なえます。
Frameを選択すると、フレーム単位で再生速度を操作できます。
キャッシュされているモーションのフレームを指定して動かしていきます。
例えば、C4Dのタイムラインの0フレームに Retiming>Frame 0Fを指定して、C4Dのタイムラインの100フレームにRetiming>Frame 10Fを指定すると1/10のスローモーションになります。キャッシュ時のフレーム間の動きも補欠してくれるので実にスムーズな動きになります。