CG制作のフィジカルアイ 2021年デモリール制作(3DCG制作)
物理エンジンによる流体表現
今回のデモリールは流体表現を中心に構成しております。
シーン毎の解説
煙を用いたロゴモーション
煙のような流体を使用したモーションは構築に時間がかかりますが、その反面モーションの伝えたい事が可視化された際のインパクトは大きく映像中のアクセントとして大いに活用できます。本来固定の形状を表現するのが難しい流体ですが、モーションの最後に特定の形状やロゴを表現することができます。また、最終的な形状だけでなく途中の動きもコントロール可能ですので、意図する動きや色・輝きなどの調整が可能です。
パーティクルを用いた花の開花モーション
様々な場所で映像の表示に使用されるデジタルサイネージ。そのサイネージでは映像コンテンツの間にモーションが使用されることがあります。花や花びらといったモーションを取り入れていくことで季節感の演出が可能になります。
粉体混合のシミュレーションCG
粉体は光学的にも流体に分類されます。物理エンジンによる流体シミュレーションを用いることで粉体の混合イメージを可視化することが可能です。工業的な正確性よりも「迅速」に処理でき、リアルに近いイメージで可視化できることが3DCG制作のメリットです。さらにGPUを用いて光学的に正確な表現も可能ですので、特定の粒子を一時的に透過させたりとリアルでは難しい表現が可能になります。
シャワーノズル内部の流体イメージCG
シャワーヘッド内部を水が流れた状態で可視化するには特別なパーツ製作が必要になります。3DCG制作であればCADデータから流水の様子を可視化することが可能になります。理想の流れを表現したり、目詰まりによる漏水等正常では無い状態の表現も可能です。
ジェットエンジン内部の流体イメージCG
ターボジェットエンジン内部は高温高圧の特別は環境になります。内部構造を順に構築する映像や、可動部分のアクションを映像化することで内部機構の理解度が高まることが期待できますので、社員教育やメンテナンス時のリファレンスとしても活用可能です。