CG制作で使用するツールの一つに「X-particles」というプラグインがあります。
粒子を飛ばしたり簡単に流体シミュレーションを行う等非常に有意義なツールです。
多機能なツールが故に使いこなすのはかなりの慣れが必要かと思います。初心者が躓きやすいいポイントとしてレンダリング絡みが多いのではないでしょうか?(私もそうでした)
例えば、画面上のシミュレーションでは粒子が発生しているのに、レンダリングではそれが表示されない、といった初歩的な問題に直面してしまうこともあるかと思います。
X-particlesは発売元であるINSYDIUMが開発を行っている「Cycles 4D」というレンダラーと相性が良く、レンダリング速度や表現力も素晴らしいものがあります。その反面、標準のレンダラー、マテリアル設定が流用できないので、マテリアル部分を再構築する手間が発生します。
そこで、X-particlesを使用した際に戸惑ってしまったレンダリング絡みに部分について、簡単にまとめてみます。
まず、パーティクルを発生させたところからスタートします。
標準レンダラー
マテリアルの 作成 > シェーダ > X-particles Material
これを選択すると、マテリアルが新しく作られます。これをxpEmitterに適応するとレンダリングで表示されます。
このマテリアルは、スピードや、寿命(発生からの経過時間)等で色を変えたり、大きさを変えたりできますので、いろいろ試してみても面白いと思います。
OctaneRender
OctaneはOctane ObjectTagを付けます。
Particle Renderingタブで「Sphere」を選択すると球体が表示されます。
下のボックスにパーティクルにしたいオブジェクトをドロップするとそれが適応されます。
初期値の変更
xpSystemをシーンに追加した際の初期値も設定することができます。
CINEMA 4Dの一般設定からX-Particles指定できます。
以前、パーティクルの大きさの初期値が0になっていて、いくらレンダリングしても表示されなくて焦ったことがあります。
こちらも何かの参考になりましたら幸いです。